Iラインの脱毛は、ワキなどに比べれは思い切りに勇気が必要なところです。VIO脱毛の中でも施術は、一番気になる、そして勇気も必要なところでもあります。
「スタッフにさらけ出さなきゃならないの?」と不安がある人も多いはず。ここではIラインの脱毛範囲、脱毛はどう行われるかについてみていきましょう。
Iラインの脱毛範囲と施術姿勢はどうなってる?
Iライン脱毛とは「陰部の左右のムダ毛を処理する」ことです。ビキニラインの終端から、お尻の手前までの部分を処理します。
VIOラインの中でも、Iラインは粘膜を含むので、とてもデリケートです。脱毛の施術にも慎重になる必要があります。痛みが気になるVIO脱毛のなかでも、特に刺激や痛みを感じてしまう部位になります。
Iラインの脱毛範囲
脱毛施術でのIラインは、女性器まわりの両サイドを指します。真ん中の粘膜部分は含みません。ムダ毛が生えている部分は人それぞれで、VラインやOラインとつながっている部分でもあるので、「どこまでがIラインになるの?」という疑問も生まれます。
Iラインの終端は、Oライン(肛門まで)にかかるところまで、VラインとIラインの境目は、エステサロンやクリニックでは足の付け根から何センチと決めている場合もありますが、体格や体型によっても異なるものです。現実には、何センチと決めていようがいまいが、ほとんどのエステサロンやクリニックでは、施術を受ける人の体格や体型などを考慮して、柔軟に対応してくれるので、Iラインが多少広がっていても大丈夫です。
Iラインの左右(両サイド)の範囲は、両足の付け根までです。付け根を超えて足にかかるようにムダ毛が生えている人もいると思いますが、Iラインとして処理してくれるところが大半です。特にIラインを越えて足にかかるようにアンダーヘアがある人は、Iラインの脱毛で、ビキニや色気のある下着をつけてもハミ毛で雰囲気を台無しにしてしまうことはなくなります。
Iラインの毛量をコントロールした脱毛はできるか?
Iラインの脱毛では「これぐらい毛量を減らしてほしい」とオーダーすることは気休めにしかなりません。鏡で自分で確認することも難しい部位でもあるため、自分からは毛量の具合が見極めにくいからです。そのため、Iラインの脱毛を決意した人は、Iライン全体を脱毛(全処理)する人が多くなります。
Iラインを全処理するデメリットは?
衛生面ではIラインを全処理する方がメリットが多いといえます。一方で、見栄えを考えると全処理がデメリットになることもあります。具体的には、「Vラインが残っているとIラインから突然毛が無くなって見えてしまうので、不自然」という理由です。体形によっては、前から見てもIラインの部分に違和感が確認できることもあります。
Iラインに関しては、見栄え的な理由で全処理しないのはあまりお勧めできません。衛生面を重視して可能な限り処理するのが理想的です。全処理に戸惑いがある方は、「細めの下着でも左右にぎりぎりはみ出さない程度まで、毛量を減らす」という方法も考えてみる必要があります。ただ、ヌードモデルをする人でもない限り、原則、全処理がお勧めで、スッキリするはずです。
Iラインを脱毛するメリットは?
Iラインの脱毛には、多くのメリットがあります。
生理のときでも快適に過ごせる
Iライン付近が生理で出血の影響を受ける部位です。ムダ毛が絡まった血を清潔に落とさないと、雑菌も繁殖しやすくなります。毛量を減らすだけでも、生理のときに清潔を保ちやすく、快適に衛生的に過ごせるようになります。特に、国内で普及しているシャワー付きトイレを利用すれば、衛生面は世界最高といえると思います。
蒸れにくくなって、ニオイわなくなる
デリケートゾーンは蒸れて不快になりがちです。それが相まって、ニオイってしまうこともあります。特に不快に感じたときは、不安になって精神的にも負担になりますよね。施術回数をすべてこなさなくても、毛量を減らしただけで日頃の蒸れは大きく低減でき、ニオイ予防にもそのままつながります。
水着や下着からはみ出さない
Iラインについては、M字開脚みたいなことをしない限り、水着や下着からのはみ出しは人に見られないはずですが、実はビーチバレーなどの激しい動きをしなくても、普通に転んだり、ビーチに寝そべったり、座ったりするときに見られているのです。しかも、Iラインのムダ毛は高確率ではみ出しやすいものです。自分では確認しにくいのですが、もしはみ出していると大事な人を幻滅させかねませんので、身だしなみとして処理することは大切ですよ。
Iライン脱毛時の格好は?
Iラインを脱毛するときには、下半身が露出できるような状態にしなければなりません。店舗や院による差はありますが、エステサロンとクリニックの大まかな傾向は次の通りです。
エステサロンは全部着替えてからの施術
下だけ脱いで、腰にバスタオルを巻くだけというエステサロンもありますが、多くのエステサロンでは、専用のタオル地ワンピースに着替える、バスタオルを巻くなどのマッサージ店に似たプロセスです。つまり、服をすべて脱いで、隠す部分はバスタオルやバスローブのようなものに着替えます。
基本的に下着は脱いで、紙ショーツをかわりにはきます。施術中も紙ショーツを履いたままで大丈夫なところが多いです。
クリニックは着替えずにただ服を脱いで施術する
クリニックは医療機関という立場があるためか、エステサロンのようにオシャレなサービスは控えめで、着替えが用意されていないのが普通です。ボトムスと下着を脱いでそのまま施術になることが多いですが、タオルやブランケットはかけて、それをずらしながらレーザーを照射するというプロセスですので、丸見えになるわけではありません。クリニックによっては紙ショーツが使えるところもあります。
Iライン施術はどういう格好で受けるの?
Iラインは、普通に寝ても照射が行いくいので、陰部が少し見える感じ(もちろんタオルなどで隠してくれます)で脚を開きます。出産のように両足を一度に開くわけではなく、照射に合わせて、片脚ずつ膝を曲げつつ、股関節を開いて施術を受けます。大股びらきではなく、控えめに開く感じですが、実際はしっかり開いて照射しやすいように姿勢を整えます。
開いた方(膝を曲げて開いた方)の付け根のIライン(両側の一方)から施術していくので、脱毛部位がしっかりあらわになるよう、紙ショーツを寄せて照射が始まります。片方の照射が終わったら、開く足を代えて、同じように施術が始まります。
若い女性は恥ずかしく感じると思いますが、脚を閉じてしまったり、生半可に開いてしまうと、施術のミスやレーザーや光の打ちもらしにつながりますので、ここは恥ずかしさを忘れましょう。スタッフさんも「もう少し開いてくれませんか」と初めは構ってくれますが、意固地になっていると、あきらめられて、肝心のIラインが定まらない状態で施術をされてしまいます。
VIOラインの脱毛回数や料金は?
Iラインのみの脱毛は可能かどうかが気になるところですが、もちろん可能です。ただし、少しでもVラインやOラインにかかると追加料金を取られ、結果的に高額になるのが普通です。また、「何回通えばよいのか」と「料金はどのくらいかかるのか」も気になりますね。
デザイン的には厳密にIラインのみを脱毛すると、VラインやOラインにつながる部分で急激に毛量が増え、他のムダ毛が目立ちます。料金的なメリットも考えて、デリケートゾーンの脱毛はVIOラインをセットで行うのがお勧めです。
VIOライン脱毛に必要な回数は?
VIOライン脱毛で、サロンの場合は12回、クリニックの場合はその半分の5~6回ほど通うのが、おおよそのムダ毛が解消できる大きな目安です。
VIOライン脱毛の料金はいくら?
VIOライン脱毛コースで、大手サロンの場合は12回コース、大手クリニックの場合は5~6回コースで、どちらも90,000円台から120,000円台が標準的価格になっています。個人開業のクリニックなどは、多少高額になることもありますが、脱毛効果に差があるわけではなく、アフターケアやカウンセリングなどのサービスに違いがあることがほとんどです。
また、他の部位の脱毛を考えているなら、VIOと一緒にセットで組み合わせると、より料金的に有利に設定されていることが多いです。たとえば、フレイアクリニックだとVIO脱毛8回コースで128,000円、5回コースだと80,000円ですが、全身脱毛(全身+VIO+顔)のセットにすると、8回コースで328,000円、5回コースだと524,000円になります。一方、サロンの例としてディオーネ(Dione)なら、VIOライン脱毛(ハイジニーナコース)の場合は全12回コースで120,000円です。さらにキャンペーンなどを利用すれば、実質上の料金はさらに抑えることができます。
Iライン脱毛のベターな選択はクリニック(医療脱毛)かサロン(美容脱毛)か?
脱毛を考える場合はクリニックの医療脱毛か、サロンの美容脱毛にするか悩む人も多いと思います。医療脱毛は永久脱毛、美容脱毛はなんちゃって脱毛などと言われますが、短期的にみるとどちらもムダ毛とサヨナラは可能です。長期的にみると医療脱毛の方がムダ毛とオサラバできることは間違いないのですが、レーザー脱毛ゆえに痛みが気になる方で、美容脱毛を選ぶ人もいます。
どちらがお勧めということは、短絡的に言えないのですが、VIOの脱毛効果を何十年という長期間維持したいのであれば医療脱毛、そうでないなら美容脱毛を選ぶとよいと思います。肌への刺激は医療脱毛の方が強いとされますが、それゆえに医師が診断し、痛みに関しては麻酔も処方されますので、一般的に言われるような痛みや刺激の心配は無用です。
むしろ、医療脱毛と美容脱毛の差より、クリニックとサロンという立ち位置による差が大きく出ます。たとえば、VIO脱毛のついでに軽い気持ちで腕や背中の脱毛ができてしまうのがサロンです。サロンのメリットは脱毛効果が出るまで時間がかかるというデメリットを利用して、その間はスキンマッサージを受けるなどいたせりつくせりのサービスが受けることができるのが、最大のメリットとも言えます。永久脱毛でないとはいえ、フィットネスジムのように長期間通うのがサロンですので、ムダ毛がまた生えてきたら、再度そのムダ毛脱毛コースに申し込むことで解消できます。マッサージなどは血行等を改善する効果もありますので、トータル的にどちらの脱毛スタイルが向いているか、自分のライフスタイルに合わせて決めてよいと思います。
恥ずかしいからと先延ばししてもイイことはない
Iラインの脱毛そのものが、恥ずかしい脱毛だと思う人がいると思いますが、それがまったくの間違いであることはすぐにわかります。Iラインの脱毛をしない場合は、自己処理するかそもそも処理しないかの二択です。自己処理では、鏡を使いながら目視で剃毛したところで、毎回部位を傷つけずに完璧に処理できるわけでもなく、少なからず肌をキズ付けてしまいます。その結果、黒ずんだりすることにもなり、処理しなければ、雑菌でニオイのもとになりかねません。目立ってしまう黒すんだIライン、ニオイを発散させるIライン、これらとIライン脱毛の時に足を開く行為とどらが恥ずかしいことなのかを、今一度、自問自答してみましょう。
Iラインの勝負期間はそんなに長くない
Iラインの脱毛には衛生面で快適になるという長期に役立つ点もある一方、見せるためのVIO脱毛の一環でもあります。大胆な水着や下着で勝負できる期間は、女性はそんなに長くはないと心得ておきましょう。年齢は関係ありませんが、努力を怠って体形が崩れてしまったら、アンダーヘアの手入れは衛生面での意味合いしか本当になくなってしまいます。「細いビキニを着て大胆になれる!」、「恋人に下着姿を堂々と見せられる!」など、見た目と自分への自身のためなら、早く処理してしまうに越したことはありません。
エステサロンやクリニックで脱毛してもらうのが恥ずかしく思う人ほど、実際は脱毛する価値があるといえます。脱毛するだけで、異性の前だけでなく、普段の生活にも自信が自然と生まれますので、まだの人はぜひカウンセリングを受けることからから始めてみましょう。
まとめ
Iラインの脱毛範囲のまとめ
- Iラインの主な範囲は陰部の両側で、下着の線からはみ出る領域
- Iラインの真ん中の粘膜部分は脱毛施術できない
- VラインとOラインにつながるまでがIラインのライン方向の範囲になる
- Iラインだけより、VIOセットで施術を受ける方が、Iラインの範囲も広くなり料金的にも有利
- Iラインの毛量を減らすだけで、生理中でも衛生的に過ごせる
- Iライン施術は少し足を開かないといけないけど、局部は丸見えにはならない